母になっても言いたいことやまやまです

ブログ「言いたいことやまやまです」著者のやままが母になってからの日常を綴ります

2024年5月第3週/2歳3か月

 

5月13日(月)幼児教室を変えた

1日中、雨予報。

めげずに午前中はバスで幼児教室へ。

先月まで通っていた教室を辞め、今日から新たな教室に通いはじめる。

 

ほんとうに、雨に強くなった。私が。

そりゃあ移動はめんどうくさいが、友人はほとんどワーママなので「みんなこんな天気でも子どもを保育園に連れて行って、自分は会社に行って、迎えにも行くんだもんな……」と想像してしまう。

翻って自分のことを考えると、幼児教室と自宅の1往復だけと、なんと楽ちんなことか!!!この程度、屁でもないわ。

 

娘主導で「モンテッソーリ教具」を次々に遊ばせて……否、「お仕事」させていただくひととき。

おだやかな先生がずっと見守ってくださり、適宜手助けしてくれる。

娘がどんなものに興味があるのかだったり、どんな顔をして取り組むのかだったり、先生はどういうふうに助け舟を出すのかだったり……私はひたすらに観察でき、よい時間。

教室の変更はよい判断だった、と思うことにする。

 

午後はベビーシッターさんにいらしていただき、たまった家事をひたすらこなす。

 

5月14日(火)娘とアメリカンに行って警察博物館でピーポくんに会う

予定がなにもない日。

そういえば今週末、東銀座の喫茶アメリカンが創業41周年だなあ……ということで、娘を連れて銀座まで散歩することにした。もちろん電車で。

 

▼アメリカンについてはこちらをどうぞ

www.yamama48.com

 

ベビーカーなのでイートインというわけにいかず、お店の午前の部と午後の部の合間にテイクアウトコーナーでサンドイッチを購入することに。

 

かつて散々通い詰めたアメリカン。

スタッフのかたも覚えていてくれて、昼の仕込み中にもかかわらず「オーナーいるから入っていって」と案内してくださった。

店の前にベビーカーを置き、娘の手を引いて店内へ。

 

みなさんと軽く挨拶はしたものの、会話が弾むでもなく。

ランチに向けた仕込み中に突入してしまったのは、いくら案内いただいたとはいえ、まずかったかもしれない。遠慮すべきだった。私のバカバカ!

娘にとってそうした「現場バリバリの空気」は新鮮だったのか、かなり緊張の面持ち。

「ここはヘラヘラしたりギャーギャー言ったりするタイミングではない」というのがわかるのがすごい、と思ったり。

 

聞けば創業時からお店を支えるスタッフさんが長期のお休みをされているとのことで、かつて通っていたときの雰囲気と異なる理由は、そうしたこともあったのかもしれない。

明るくて、お会いするとこちらが元気になるような方だったもんな……。

復帰されてもすぐに立ち仕事というわけにはいかないだろうし、心配。またお会いしたい。

 

お忙しい時間なので早々に失礼し、我々は銀座三越へ。

テラスでサンドイッチを食べようにも、アメリカンのそれはデカすぎる。

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パックの4分の1ほど(それでもロールパン1個以上のずっしり感)を娘に与えると、びっくりするほど夢中で食べていた。

いつかお店で食べたいねえ。

 

テラスにいた別のお嬢さんが娘と遊びたそうにしていて、娘もかなりの構ってちゃんなので意気投合の様子。

名前も知らない者どうしで追いかけっこに励んでいた。

先方はお母さんとそのお友達の2人組。

ここぞというときには駆けつけてくれるものの、基本的には放置なので私がドキドキしてしまった。仮にも三越だぞ。

私がひとりで、なんとなく幼女2人についていき歩数を稼ぐ構図。

私は神経質すぎるのかもしれない。過保護なのかなあ。

でもほかのお客さんに迷惑かかったら嫌だしなあ。それも含めて気にし過ぎかなあ。

 

後ろ髪をひかれているようだったが、夜寝なくなっても困るのでベビーカーに乗せてお昼寝へ。

その間に京橋まで移動、娘が起きたあとは警察博物館に行くことにした。

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パトカーおよびピーポくん好きの娘がよろこんでくれたらうれしいなと思って入ったら、6階のイベントスペースは「ピーポくん展」とのこと。

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真っ先に6階に向かったものの、眼前に広がるは無機質な空間であった。

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BGMがあるわけでもなく、ピーポくんを紹介する映像のナレーション(確実に素人)がひたすら繰り返されていた。

とりあえず、掲示されているイラストをぜんぶ見る。

ピーポファミリー全員をじっくり見たのは初めてかもしれない。

衣類を身にまとっていないのはピーポくんだけで、ピーポ父は下半身だけ裸だった。

 

気を取り直して2階から再度攻めることに。

警察の仕事を知れるアトラクションがいろいろあり、休日は混み合いそう。

2歳の娘には早かったけれど、小学生になったらまた連れてきたいくらい。

 

しかし4階は警察のマネキンがズラリと並んだ暗めの空間で、娘、後ずさり。

さらなる5階はエレベーターホールから出るやいなや、殉職された方の顔写真がずらりで、私のほうが後ずさり。

フロアに他に誰もおらず、静寂と相まって圧倒されてしまった。

パトカーかっこいいとか、警察官になりたいとか、子どもの目線だとついミーハーな態度になってしまうけれど、街の安全を守る仕事って「こういうこと」なのだよな……。

 

へとへとになりながら帰宅の途に。

銀座線はいつもそこそこ混んでおり、ベビーカー移動にはやはり向いていない。多少遠回りでもJRにすればよかったか。

それでも、優先席付近のみなさまの善意に助けられて快適な移動に。感謝しかない。

 

5月15日(水)夜ごはんはみんなでガスト

マンションの工事で在宅作業が難しそうだったため、娘を一時保育に託して私はコワーキングスペースへ。

給茶機もしっかりしていて快適そうなのだけれど、ビルが古いためお手洗いが男女共用かつ、水回り古い場所特有のなんともいえない空気。とても苦手。

トイレが近い方なのでお手洗い環境はとても大事。ルノアールに籠もればよかったかなあ。

 

せっかく繁華街まで出たので、ランチは近場に食べに行くことにした。

ガチ中華に入店。子どもがいたら絶対行けないやつ。

チャーハンも作る影響でなのか、白いご飯がパラッとしていておいしいのなんの。

しっかり食べてしまい午後はウトウト……炭水化物こわい……

 

あっという間にお迎えの時間。

慣れない環境でのひととき、終始ソワソワ、午後はウトウトも加わってあまり仕事が捗らないまま終了してしまった。

 

ワーママの友人から連絡あり、保育園の保護者会で夕方時間ができたのだけれど遊ばないか、とのこと。

夕飯準備ができていないのでもともと娘とファミレスに行く予定だった。

誘ってみると、一緒に行こうとの連絡。うれしい。

こういう急なお誘い、私には無縁なものだと思っていた。うれしい。

 

うちと同い年のお嬢さんがいるのだけれど、年上ではないかと思うほど流暢なおしゃべり。

うちの娘はまだ辿々しさがあり、それがいかに貴重なものなのかを実感。

あっという間に「ちゃんと女子」になってしまうんだなあ。

 

それにしてもしっかりと自分の要望を伝えてくれるのはいいのだが、大変に頑固で、友人の苦労が窺い知れた。

 

帰宅して風呂、寝かしつけ。

夫の寝室侵入で目が覚めた。時刻1時半。やってしまった。さすがにやる気が出ないので朝まで寝ることにした。

 

5月16日(木)吉池最高

うとうとしながら日記を書いていたら木曜日ぶんが消えていた。

 

午前は児童館、午後は博物館に行った日。

博物館には両親も誘った。シニアだから無料。

 

夜ごはんは吉池食堂で食べた。

いつだって最高。へたなファミレスよりよほど居心地がいい。

夫には地下の吉池で弁当を買って帰った。

 

5月17日(金)夜泣き対応は誰がする?

娘が深夜に盛大に夜泣きしたため、寝不足。

突然あたまが痒いと泣き出し、薬を塗ろうとしても、ブラシで掻いてやろうとしても、お茶を飲ませようとしても、保冷剤で冷やそうとしても、ぜんぶ拒絶して泣く。犬のおまわりさん、いまなら本気で同情します。

 

普段は大変温厚な夫も、日々の過労もありイライラ。

イライラと泣き声がスパークする寝室空間にいると息が詰まりそうで、夫に布団をリビングに移動させてひとりで眠ることを提案。

気軽にフォーメーションチェンジできるのが布団の利点なのだが、エアウィーヴは重い。

深夜に動かすだけの気力がないようで、がまんするの一点張りだった。

娘は夫を泣いて拒絶し、室内はいっそう居心地悪いものに……。

 

意を決し、娘を連れて私がリビングに移動することにした。夫の安眠は確保しなくてはならない。稼いでくれ。贅沢させてくれ。

 

エアウィーヴ問題(重い)があるため、枕、そして掛け布団だけ持って行った。

フローリングの上に、幼児が転んでも痛くない、よくあるマットが敷かれたリビングルーム。

そっと横になってみる。

反り腰があいまって最悪である。

 

泣いていた娘はYouTubeを観ると言い始め、それで泣き止むならいいかと思い、スマホでアニメを観せることにした。

再生して数分で娘、再就寝。よかった。

しかし私はどう寝ればいい。

 

サンプラザ中野くんに想いを馳せる。

彼は長年、床に直接眠る健康法を唱えてきた人だ。

私も健康になれるかもしれない。でも腰が痛い。仰向けがきつい。

 

気づいたら朝を迎えていて、娘はケロリと笑顔を見せていた。こっちの身体はバキバキだよ。

しばらくしてから夫も起床。

さぞや感謝されることだろうと期待していたら、いつもどおりのおはようの挨拶だけで拍子抜け。

こちらは感謝に飢えている。腰に感謝を充填したい。

 

「昨日はあのあと眠れた?」

必殺、誘導質問。

さあ、おかげさまで眠れたよありがとうと言うんだ。言えよ。

 

「うん、眠れたよ」

……言わねーのかよ!!!

そうなるともう、感謝に飢えたハイエナはこう言うしかない。

 

「そうか、私は身体がバキバキでね」

感謝に加え、哀れみもオーダーである。

 

「そんなこと言われても。別に移動しなくてもいいよって言ったじゃない」

現実は厳しいなァ。

 

めちゃくちゃにムカついたけれど、PMS対策で抗うつ剤と抑肝散を服用中の私に死角なし。

ぐぐぐっと飲み込んで、忘れることにした。

イライラトゲトゲしていると本当に居心地悪くなる。諦めよう。大人になった。ありがとう心療内科!

たぶん通っていなかったら、生理前まっさかりのいま、大暴れに繋がっていたと思う。

 

この日は一時保育デー。

さすがに体力がなかったので助かった。

打ち合わせで大人と喋れてリフレッシュ。

やはり子育て一本ってきついよなあ。

 

5月18日(土)「文章うまいね」と言われてきた人生

夫と娘の英語教室の日。

待機しながらこの日記を書いている。

 

ひまつぶしにTwitterを見ると、いただき女子りりちゃんの獄中日記が流れてきた。

ユニークな手記である、とは思う。

しかしそこに「文才がある」という趣旨のコメントが多く寄せられていて、もやもや。

 

なんなんだろうなあ、文章のうまさって。

 

私は物心ついたころから文章がうまいと言われ続けてきた。

だからエッセイスト(というかさくらももこ氏)になりたいと思った。

なれなかった。

それでも、誰かに読んでもらえる場所でなにかを書くことが好きだから、こうして書いている。

 

最初は未練がましい行為だとも思っていた。

心のどこかで、あしながおじさんのような編集者にみそめられてエッセイストデビューでもできるんじゃないかと思っていた。

でもいまはきれいさっぱり諦めている。

私にとって、書くというのは排泄行為と同じ「やらないと生きていけないこと」なのだと思って、書いている。

友人などに愚痴るのは時間の無駄でしかないと思うけれど、こうして書いて発散するのは、「なくてはならない行為」なのだ。

私にとって書くとは、そういうことである。メンタルヘルス管理。

 

そんな私の日記を、おもしろい、好きだ、と言ってくださる方がいる。

その言葉はとんでもなくうれしく、自己肯定感が高まる。

やっぱりずっと、「文章がうまい」と言われつづけている。

 

でも私はライター仕事はうまくいかなかったし、電子書籍も売れなかった。とうぜん、あしなが編集者は現れていない。

「文章がうまい」だけでは仕事にならないのだ。飯の種にならない。

 

でも「りりちゃん」は仕事になりそうな気がする。

企画になるからだ。

 

世の中、文章に限らず、「◯◯がうまい」で溢れている。

歌がうまい、料理がうまい、絵がうまい、走るのがうまい、ゲームがうまい。

でもそれだけでは仕事にならない。

「うまい×企画」で初めてチャリンの音が聞こえ始める。

企画力がなければ稼げない。

 

仕事をしていると、「よくこれを言語化できましたね」などと、それこそまた「文章がうまい」をいただく機会がある。割とある。

うれしくないといえば嘘になるが、それで喜ぶ自分が悲しくはある。

私は結局、文章を書くという「作業」がうまいだけであって、それすなわち、企画力を身につけるまでは「使われるマンパワー」でしかないということだ。

喜んでいてはいけない、というか、悔しい。

 

娘にはいろんな世界に触れてほしいと思う。

都内に住んでいれば、あらゆる習い事を見つけられる。

英語、ピアノ、体操、プログラミング、料理、絵画、それから、それから。

何をやってもらってもいいけれど、「うまい」だけで満足しないものに出会えたらいいな。

 

私、むかしあんなにお笑い好きだったのにな。

中学生のときに観たラーメンズに衝撃を受けて、録画したビデオを巻き戻しては再生し、ネタをノートに書き起こした。

そこからなにか盗めなかったのかよ、と過去の自分を責めたい。

書き起こすというファン活動に終わってしまった自分。

コバケンカッコイー!おそろいのアディダス買っちゃう!で終わるなよ。

切り抜きつくって満足してんじゃねえよ。

ラーメンズ、そこじゃないだろうが、だろうがよ!

 

もう40手前まで来ちゃった。いまやっと、企画力がない自分を受け入れられつつある。

企画力がないのに、企画力を備えていないとできない仕事にあこがれてしまったがゆえに、しんどい人生であった。

 

そんな私、コピーライターにあこがれて広告業界だけの就活をしたけれど、コピーライターは適性なしで、企画部門に配属された。

人事部の目、トチ狂っとるわ。いまだから思うよ。広告業界なんて向いてなかったよ。たぶん。

 

5月19日(日)思い込み先読み気質

キッチンに立っていると、リビングのテレビが見えない。音は聞こえる。

Eテレを娘に見せていたら「体温計の~」という音が聞こえ、ほうほうなるほど、水銀でどうやって体温を測るかみたいな話なのかな、と先読み想像していたら、「水金地火木……」とのことで、なんだ、”太陽系”ね。聞き間違い。

一瞬のできごとではあったけれど、私のよくないクセが出ていたなあとシミジミ。

先読みするクセは、自分の正しさを押し付けようとする性質の第一歩だと思う。

その先の展開を知っていてどうなるというのか。

その場その場の状況を受け止め、臨機応変に判断できるようになりたい。

 

このクセは、母に小言を言われたくないという気持ちから生まれたと思う。

言われそうなことを先読みして、やる。

私は元来ぼーっとしていてマイペースな方なので、ものすごく気合いを入れて先読みしなければ、人並みには動けなかった。

そういう意味では感謝もあるけれど、失ったものもあるな、と思う。

せめて娘には「前も言ったでしょう、言われる前にやりなさい」的なふるまいをしないよう、努めたい。

 

Twitterのトレンドに松井珠理奈の名。

好きだったな~。なんという美少女だと目を見張ったな~。

秋元さん、なぜ彼女をもっとキレイめ路線で売らなかったんだ……

御本人のアカウントを拝見すると、キリッときれいなお顔とはチグハグのTHE アイドルポーズなアイコンでちょっとびっくりする。

きれいな人はきれいな人なりに、「かわいい」と言われることに憧れ続けてしまっているのかなあ。あんなきれいなのに、おばさん、なんだかもったいないような気がしちゃうよ。しかしもう27歳なのね。小学生だったのに……。

 

浅草の三社祭を見に行く。

人がいっぱいだ。