母になっても言いたいことやまやまです

ブログ「言いたいことやまやまです」著者のやままが母になってからの日常を綴ります

2023年9月第2週/1歳7か月

 

9月11日(月)言いまつがい

実家帰省終了。帰宅する。

娘はいま言葉がとても好きなようで、聞いたことをなんでもコピーする。

「エビフライ」と言ったら「エーブイ」とリピートされてヒヤリとした。

 

9月12日(火)お人形には食べさせるのに自分は食べない

先週読んだてぃ先生の本に、「玄関をなかなか出てくれない電車好きの男の子」の対策として、「玄関に擬似改札を作って、疑似ICカードも作ってみる」というものがあり、大成功したと書かれていた。

 

 

なるほど、子どもの好きなものをどんどん活用すればいいのだな。

 

娘は食事が苦手である。

集中力が続かないのか、少食なのか(その割に超健康体型)、椅子に固定されている感覚が嫌なのかはわからないが、けっこう、癇癪を起こされる。

 

いっぽうでキャラクターが大好きである。

とにかくちいかわ。

最近はコッシーとサボさんもアツい。

 

そこで、自宅にあるEテレキャラクターのソフビ人形を食卓に同席させることにした。

私とマンツーマンで食べるよりも楽しくなってくれるのではないかとの期待からだ。

結果、人形にごはんを食べさせながら、自分もそれなりに食べてくれた。

まだまだお残しは多いが、癇癪を起こさなかったので大満足。

というか、いつの間にか「人形に食べさせる素振り」ができるようになっていて心底たまげた。女子ってこんななの?

 

午後は幼児教室。

今回から午後のクラスに移れたため、昼食も昼寝も済ませてから参加できて助かる。

娘もそこそこ高い集中力を発揮してくれ、非常に有意義な時間になった。

 

帰りはダイソーに寄り、動物の名前などが書かれている知育カードを購入。

くもん出版のカードに比べれば大したことはないのだろうけれど、移動中に遊ぶぶんには、100円で何度も買い直せるようなものがちょうどよい。

 

9月13日(水)「かわいそうな私」をやめよう

娘を一時保育に預け、仕事。

半額だった豚足(150円)を茹でて昼飯とす。

 

カウンセリングも受ける。

話す場所をガストにしたのだが、いま、ドリンクバーオンリーって550円もするのね。

ガストのドリンクバーはあまり好きではない。

ジョナサンならさておき、ガストで550円は悔しい。

アプリのクーポンでソフトクリームのデザートを頼み、そこにセットドリンクバーとして加えたら、なんと520円で済んだ。だから0キロカロリーということにする。

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娘には、何はともあれ自己受容力の高い人間になってほしい。

そのためには私自身がそのような大人でなければ。でも私は私のことをとても劣っていると感じている。

ここから抜け出すためには、「攻撃したい、相手を反省させたい、罪悪感を持たせたい」という気持ちを手放すことが重要だ。

被害者ぶるのも攻撃のひとつである。

私はこれをやりがちなので、戒める。

 

たとえば昨日、Amazonからの荷物が届かなかった。

注文履歴を見てみれば、お届け済だという。念のため宅配ボックスを覗いたら、届いていた。不在通知など入っていなかったのに。

大きくて重い荷物だったので、自宅まで運ぶのに一苦労だった。

私はAmazonに「こんなにも大変だった」とクレームを入れかけた。

 

しかしそんな表現を使う必要はないのだ。

宅配ボックスに入れるときは不在票を入れてほしいが、それだけのことである。

私がどれだけ大変だったかなどというのは関係ない。

 

「かわいそうな私」である以上、私が私を好きになったり、自分のことを受け入れられるはずがない。

 

9月14日(木)初めての靴と1歳半健診

娘が歩けるようになったので靴を買いに行く。

足のサイズをしっかり計測してくれる店舗に行ったにも関わらず、計測機の上に立つのを嫌がるため、アナログな計測となった。

 

足首をしっかりホールドするものがいいとのこと。

絶対に汚されるので、手入れが簡単なものを……と相談すると、合皮?のスニーカーを勧めてくれた。しかしカラー展開が「白一色」のみ。

試しに履かせてみると、ハイカットで足元にボリュームが出るぶん、ストームトルーパー感が漂った。これではないな。

結局、紺色でキャンバス地の無難なものにした。

たった13cmの靴に5,000円超。本人はいたく気に入っていたのでよしとする。

 

児童館に連れて行くも、20分ほどで不機嫌に。空腹か、睡魔か。

歩けるようになってからというもの、やはり慣れない動作で体力を消耗するのだろう、11時台に眠くなってしまう機会が増えた。

 

移動中にベビーカーで寝てしまったので、マクドナルドに入って(私が)休憩。

月見バーガーの具だけ食べる。パンは娘の昼ごはんの一部にする。

松重豊が夜食に持ってきてくれるのは最高(CM参照)だけれど、こういう親子の形もある。

 

その後、自治体の1歳半健診へ。

発語、積み木重ね、お絵描き、すべて問題なし。歯もいちおう虫歯なし。

悩み事はありますかと問われ、「なにもないです、とても親孝行な娘です」と言った。

 

娘は非常に自慢の存在である。

欠点は私が親であることくらいだろう。

 

帰宅する。外で遊ぶには半端な時間だったので自宅遊び(という名のEテレ垂れ流し)にするも、かえって疲れた気がする。

自宅にいる時間がいちばんしんどい。

 

明日は靴を履いて公園で遊ばせるかなあ。

 

9月15日(金)正論

午前中は児童館の幼児クラスに参加。近隣の公園で遊ぶ日。

私は屋外でのアクティビティが基本的にすべて嫌いなので、こうした「優しい強制力」がないと公園遊びができない。

自分を犠牲にせず(ガマンとか、子どもに付き合ってやっているという気持ちを持ちたくない)、子どもと楽しく過ごすにはどうしたらいいんだろう。

 

娘はまだ靴に慣れておらず、すぐに膝歩きをする。ズボン、ボロボロ。

そんなことはわかっていたし、どうなってもいいズボンを履かせてきたし、洗濯機に放り込むだけなのだけれど、ものすごく嫌な気持ちになる。だから疲れる。

娘はたいそう楽しかったようで、帰りたくないと泣いて大変だった。

ベビーカーを拒絶する力が強く、腕力だけで太刀打ちできないこと多々。

 

帰宅してすぐに風呂、昼食と昼寝。

昼食は、在宅勤務中の夫が「気分転換になるから」と言って介助してくれた。

私は食事の介助がトップクラスで苦手なので助かる。

料理ぜんぜんしていないけれど、それでも、「今日の昼はこれを食べさせて、夜はこれを準備して……」などと考えた上で提供したものに手を付けてもらえないと、ないし、遊び食べされると、本当に本当に本当に、腹の奥が怒りで煮えたぎってくる。

ずいぶん参っていたときに叩いてしまって以来、ぐっと堪えるようになっているけれど、油断したら叩いてしまうというレベルにまで、煮える。

夫はその点やさしく食べさせてくれるので、娘にとってもよいことだと思う。

 

午後は豪雨で外出できず。

マンションの待合所のようなところで歩く練習でもさせるかと気軽に出たものの、自動ドア、エレベーター、メールボックス、ゴミ箱、いろんなものに興味を示すしうまく歩けないから寝転ぶしで、地獄だった。

公園がいかに安全な場所なのかを思い知る。

 

娘にとってはなかなかの運動量だったようで、汗だく。

服も真っ黒なのでそのまま家にあげるのは避けたく、結局また風呂タイムに。

夫にダメ元で尋ねてみると入れてくれるとのことで、ラッキー。

というか、そうでないと私はまた娘に怒鳴り散らすことになりかねなかった。

娘と少し離れたかった。

夫が対応してくれなかったら、ヤバかったと思う。

 

昼寝後は結局「シナぷしゅ」を垂れ流しにして間をもたせた。

ずいぶん便秘していたので、座薬を入れて排便させるなどのことも行う。

 

夜ごはんをろくに食べてくれず、猛烈にイライラした。

昨日だって、夜中に3回起こされているのだ。

授乳を求められるも、もう、ロクに出ない。

夜ごはんをたくさんたべて朝まで持たせてほしい。というか、私、寝たい。

そんな欲もあり、本当にイライラした。

これはまずいと夫を頼るも、さすがに忙しかったようである。それでも対応してくれた。

ありがたいのだけれど「もっと優しくあげたら」と正論を説かれ、ブチ切れてしまった。

それができないから、私から娘を守りたいから、どんどん周囲を頼ろう!と決めて声をかけたのに。

全身がグワーッと一気に熱くなり、煮えたぎるを越えて、なにかがスパークしたような感覚になり、気づけば夫を叩いていた。

 

子どもの前でケンカはしちゃだめだと、育児本の数々に説かれてきたというのに。

罪悪感というよりも「私は親になってはだめだったんだ」という後悔の気持ち。逃げ出したい。娘のことは猛烈に大好きだけれど、私が親ではダメだと思う。

できる仕事もない。料理もできない。子育てもダメ。こんなにも無価値な人間になるとは。

就職活動に燃えていたころの自分が知ったら、絶望で息絶えてしまったかもしれない。

 

それでも明日は来てしまう。

どうしたら自分を犠牲にせず、子どもも楽しい時間を送れるようになるのだろう。

 

9月16日(土)保健師さんに紹介されたカウンセリングルームへ

朝はまだピリピリムードだったものの、終わったことは終わったこととして、あまり罪悪感を持たずに過ごすよう努めた。

依頼する自由があるのと同様に、相手にだって断る自由、選択の自由がある。

なのに断られたら不快になるって、だめだよな。反省する。

 

夫婦間の育児観や、お互いが本当に求めていることを率直に話し合えるようになれたらいいのになあ、と思っている。

たぶん当事者同士だと(主に私が)喧嘩腰になって話が破綻してしまうだろうな、ということで保健師さんに相談し、夫婦カウンセリングを行っているカウンセリングルームを紹介してもらった。

1か月くらい前に連絡して、やっと当日となった。ひとまず今日は私だけで。

 

前日が前日だったので、最高に良いタイミング!

だったのだけれど、とても「ソーシャルディスタンス」を気にする先生で、私の心は閉じ気味となった。

久々の、アクリル衝立 & マスク着用依頼。病院ならさておき、会話で、お互いの顔色を見ながら向かい合って、悩みを解決していこうという場においてこれは、猛烈に寂しくなってしまったのだ。

どうぞかけてと言われたソファの端に座るも、「もっと端に座ってください」とのことで、「いやもうじゅうぶんに端っこですよ」とうっかり口答え。

もちろんルールの主は先方なので合わせたが、この時点で、だいぶ嫌な気分になってしまう。

先方にも理由があるだろうに、察しようという心の余裕が生まれなかった。

 

約50分、いろいろと生い立ちなどを聞かれ、結局次回(といってもまた1か月以上先)もおひとりで、ということに。夫婦間コミュニケーション解決の道は遠し。

次回予約は取ったものの、行こうか行くまいか悩んでしまう。

 

午後はそのまま、私立幼稚園の説明会に。

我が家は本当は来年行けばいいのだけれど、切羽詰まると悩んでしまいそうなので、まだ本腰を入れなくて良い今年のうちに、私の社会見学も兼ねて見て回ることにしたのである。

園長先生がこんなことを言っていた。

「小学生の先生から、最近の1年生はなんでもよくできる。でも『自由に好きなことを』と言うとできない、という傾向にあるというお話を聞きました」

我が家も例にもれないが、高齢出産で一人っ子、という世帯は少なくないはず。どうしても手をかけたくなる。その弊害であろう。

この園では、「自由に好きなことをさせる」時間を設けているのだと熱く話されていた。なるほど、なるほど。

 

大変勉強になったものの、質疑応答タイムが長くて途中で失礼してしまった。送迎バスや不審者対策など、みんな気になっている。そりゃそうだよな。

 

9月17日(日)VIVANTが終わってしまった

午前中は日曜も開いている、隣の区の児童館へ。

なんと知り合いしかいなかったので、意外と楽しい時間となった。

児童館で会うけれど、お互いの年齢も仕事もなんにも知らない、みたいな間柄はとてもラクで好き。

知れば知るほど好きになるかもしれないが、嫌いになるかもしれない。

どの分野においても、情報って、リスクだなあ。やまを

 

午後は夫に娘と遊んでもらい、その間に整体を受ける。

これは本当に必要経費と割り切れるようになった。

こういう小さいことが自己受容力に繋がっていくと思う。

(私はお金を稼いでいないのに)お金がかかる、時間がかかるという壁を乗り越えられた自分をほめたい。

 

夜はお待ちかねのVIVANT。

いろいろよかった。本当によかった。役者さんてすごい。

阿部寛にニヤニヤさせられ、役所広司に泣かされ、松坂桃李にときめかされ、忙しい。

最後の橋爪功にも気持ちが揺さぶられ、つくづくすごいと思う。

割と最近Netflixの『THE DAYS』を観たこともあり、役所広司には震えさせられる。

あの包容力を演技で表現するっていったいどういうことなんだ。

先週の「日曜天国」で堺雅人が「役所さんの演技を受けて、『もっと子どもになろう』と演技プランを変えたシーンがある」と話していた。

牢屋に入れられて「お父さん!」と呼んでいたシーンなどではないかなあと思うのだけど、芝居ってすごいねえ。

そこにニノが絡んでくるんだからもう、ひとりで観ていたら号泣していたわい。

でもやっぱり阿部寛の「スネイプ先生!」のくだりと、チンギスのアツい過去のくだりがたまらんかったな。

3ヶ月間、本当に楽しませてもらったなー。

来週から何を楽しみに日々を過ごせばいいのやら……。