- 1月22日(月)親子カフェのメシ
- 1月23日(火)私の中のコップが表面張力してる
- 1月24日(水)「責任」は怖い言葉ではない
- 1月25日(木)包容力のない妻
- 1月26日(金)手相占いでしか声をかけられたことがない人生
- 1月27日(土)カード業界の洗礼
- 1月28日(日)腰痛で動けない
1月22日(月)親子カフェのメシ
娘、一時保育。
相変わらず預ける際に嫌がる。
こちらでできることといえば、前日から「明日は保育園だよ」と予告しておくことと、「あなたのがんばりによって、私はこんなことができる。ありがとう」と伝えることくらいである。
現に、彼女が不在にしている間に仕事の相談の資料作成、そして健康診断の再検査に行くことができた。
ついでに、病院の帰りに中華料理屋というかラーメン屋というかも訪問。
五目焼きそばと餃子で1900円という超高級ランチになってしまった。再検査も結構高かったのに。
とはいえ罪悪感を持たなかったので、今日はコンディションのよい日。
このくらいの贅沢で夫は目くじらを立てたりしないし、「そのくらいぜひ楽しんできて」レベルの言葉もかけてくれる。
まあ、白状もしていないんだけど……。
それにしても、うまいもんはうまい。
ひとり飯ということもあって、あっという間に食べきってしまった。切ない。
先日「親子向け」を高らかに謳う飲食店に行ったのだけれど、いわゆるカフェめしで、プレートランチであった。
「ごはん」より「親子の心地よい空間」にお支払いしている対価なのだと割り切るようにしたものの、いまいち。
そもそも、タコライスもカレーライスもグッと来ない。おかずと飯は分けて食べたい。
レタスとかトマトの水分とごはんの邂逅はなにも喜ばしくない。
子どもに合わせていることもあってか、ごはんがやわらかめでゲンナリ。
親は自宅で散々子どもに合わせて飯を食っているのだ。外食のときくらい、大人の趣味嗜好に合わせたものを食べたい。
あと、量が、少ない!!!!!!(結局ここ)
ひとりで自分の食べたい物を自分のペースで食べられるのは本当にうれしい。
最近、娘が「ほっぺにチュ」をしてくれるようになり、かわいすぎて悶えてしまう。
しかし本人はほっぺではなく「鼻」にしたいようで、どこからそのミッキーイズムをインストールしたのかきわめて謎である。
1月23日(火)私の中のコップが表面張力してる
午前中は自治体の幼児身体測定イベントへ。
3か月にわたり、身長体重がほぼ変わっていない娘。
成長曲線のセーフエリア内にいるものの、保健師さんから「栄養管理師に相談してみてください」とのこと。
毎日元気でなにも不安はないので、適当に受け流す。
そのままコンビニイートインで昼食を取らせ、午後の幼児教室の場所までベビーカー移動しているうちに昼寝してもらい、私がひと息入れるというのがいつものコース。
しかしまったく寝てくれる気配がない。
しばらく歩いていれば寝るだろうと、ずいぶん歩いたものの寝ない。
私の体力のほうが先に限界を迎え、覚悟を決めて、目覚めている娘とともにマクドナルドで休憩をとることにした。
でも体力だけでなく精神力も限界。コップの水が溢れている感覚があった。
娘の「ポテト食べさせろ」「アンパンマンの本を読んでくれ」といったリクエストの泣き声にイライラする。本当にイライラする。
5分、いやいや1分でもいいから黙ってほしい。
ダウンロードしておいたYouTube(こういうときのために課金している)でシナぷしゅを流してみるも、すぐに飽きられてしまう。
ごく僅かな時間でいいから、ひとりにさせてほしい!!!
他のお客さんもいるなかで恥ずかしい母親そのものなのだけど、「私だって休憩させてよ!ちょっと黙っててよ!」と娘に暴言を吐いてしまう。
前日は一時保育に預けていたし、睡眠もちゃんと取っているし、午前中から確かに体力使いっぱなしではあったけれど、心身が傷めつけられるようなことは誰にもされていない。
なのにものすごくイッパイイッパイになってしまって、五感がトゲトゲになっている感じというか、なにもかもに敏感になっている感覚があり、このあとに控える幼児教室のことを考えてさらにぐったり。
マクドナルドでは全然休憩にならず、結局、ふたたび歩き始める。
娘は娘で、ベビーカーのなかで絶えずギャーギャー言っている。たぶんそれなりに眠気もあってわけがわからない状態なのだろう。
その声を聴くのが辛くて辛くて、このままでは娘を叩いてしまいそうで、ダメ元で早めに幼児教室へ。
先生に「お願いだからひとりでトイレに行かせて欲しい」と事情を話すとすぐに受け入れてくれ、助かった。
足立区の親子ひろばには「5分ボックス(正式名称不明)」がある。
電話ボックスのようなスペースに、テーブルと椅子1脚、そして5分の砂時計だけが置かれている。
メールするもよし、眠るもよし、とにかく5分だけ我が子と離れられるスペシャルBOXなのだ。
親が入室している間、子どもが泣こうが喚こうが、スタッフの方がしっかり相手をしてくれるので安心。
この箱を目の当たりにした際は本当に感動して、早速使わせてもらった。5分の効果は侮れない。たった5分で、少しフレッシュな気持ちで子どもと相対できる。
溜まりに溜まった「コップの水」を少し排出できるのだ。
幼児教室のあと、夕飯を作れる気がしなかったので夫に弁当を買って帰宅。
終日私はバテバテで、娘にあまり優しくできなかった。
せめてもの償いの気持ちで、小島よしおのYouTubeチャンネルを観せた。ごぼうの歌とピーマンの歌を気に入ってくれ、リピート再生をねだられる。
寝かしつけて、今日はごめんねと言いながら背中を撫でた。
子どもの無意識下でもこうして触れながら気持ちを伝えると効果があるのだと、先日参加した母親向けイベントで講師が話していた。
ごめんで済むなら警察はいらねえ案件のような気もするけれど、藁にもすがる気持ちで撫でながらの謝罪。
1月24日(水)「責任」は怖い言葉ではない
一時保育の日。
心療内科に行く。その後、仕事の進め方などの相談へ。
私は「自分が好きなことをやるためのお金くらいは自分で稼ぎたい」が、「好きなことをやると他人から責められる」と思っている。
その矛盾に気付いてしまう濃い時間だった。
思い返せば、誰かから責められるのが嫌で、なるべく責任をとらなくていい立場を探して逃げ回る人生だったかもしれない。
政治家なり芸能人なり、やたらと「責任」とか「プロとして」とかいう言葉と引っ付けて語られるものだから、「責任」という言葉に強烈な恐怖を持ってしまっていた。
「責任」というのは、本当は「なにかあったら、無視せず何らか対応する」くらいの意味合いなのではないだろうか。
「ひとりでなんとかする」「土下座する」「切腹する」「どんな石を投げられてもいい存在になる」という意味ではない。
子育てもそう捉えている節がありそうだ。
「親の責任」などと言うけれど、「何かあったら、無視せず何らか対応する」くらいに捉えていればよいのだろう。
そのときに誰を、何を、頼ったっていいのだ。
子どもが粗相をしたとき、ひとりで切腹することが「責任をとること」ではない。
あいにく、世の中にはそう思っていない人がたくさんいる。
そこに迎合するか、自分の考え方を大切にするか。
これまでは前者を選び続けてしまったけれど、それでいいことはあっただろうか。
「ほぼ怒られない、注意されない」しかメリットがなかった。
40歳手前で遅すぎる気づきだけれど、もっと自分の考え方を大切にしてもいい頃合いではないか、と思う。
1月25日(木)包容力のない妻
木曜日は基本的に、娘と1日じゅう全力で遊ぶ日。
午前中は児童館の幼児クラスに参加。
もう通い始めて2年になるので顔見知りもチラホラだし、一時保育で名前を見たことがある子がいたりして、なんとなくご近所にお住まいの親子たちとコミュニケーションが取れるのはよい気分。
距離感の取り方が近しい人たちが集まっているのか、連絡先を交換するでもなく、本当にその場だけの付き合いなのがちょうどよい。
幼児クラス終了後はコンビニイートインで娘におにぎりを食べてもらい、昼寝させつつ支援センターに移動。
道中、バーガーキングで私はひとやすみ。普段はマクドナルドが多いのだけど、アプリを使うとマックよりお得感が高そうなので使ってみた。
ポテト、アプリからでも塩なしオプションが頼めるのがとてもうれしい。
そして塩なしだとマックより遥かにおいしい。娘のおやつ用にテイクアウト袋をもらおうかと思っていたのに、食べだしたら止まらなくなってしまった。
個性あふれるお客様が多く、刺激的であった。
娘が目覚めると同時に、支援センターに移動。
センター閉館の16時ごろまで遊ばせる。
ままごとのおもちゃをポイポイと投げるのを楽しんでしまい、「そういうことはしないでほしい」の伝え方に悩む。
「りんごが痛いよ、りんごちゃんごめんね」と娘の前で謝ってみたりするものの、効果なし。
「投げちゃダメ」という表現だと「投げる」というキーワードが強調されてしまうので、たぶんよろしくない。ダメと言われるとやりたくなる原理。
そんなことをスタッフさんと話すなどして過ごす。
ここまでフル稼働したうえでベビーカーを30分押して帰宅する気力がなかったため、バスに乗ることに。バスを降りた後、夫の朝食用のパンとおやつを買う。
しかし帰宅すると夫は体調が悪いと言っており、なんとなく憂鬱。
この憂鬱は「彼の分まで私が家事育児を完遂しないと」というプレッシャーからくるものである。
同時に「私は38℃の熱を出してもワンオペ風呂対応をせざるを得なかったんだぞ(だから同じようにしんどい想いをさせたい)」みたいな本当に醜い感情も湧いている。
そして、早く寝ればいいのにリビングでダラッとしていることにイラッとくる。
でも、過酷な在宅勤務の貴重な息抜きなのだと思うと、イラッとしている自分は悪者であるように思えてくる。
いずれにしても嫌な気分なので、トム・ブラウンのポッドキャストを聴くことで考えないようにする。ゲストはヤーレンズ。
私もさすがに疲れた。寝よう。私のXタイムラインは松ちゃんと吉本鎖国とAdoさんのお言葉で盛り上がっており、読んでいるだけでHP・MPともに持っていかれる気がする。
1月26日(金)手相占いでしか声をかけられたことがない人生
午前中は児童館の幼児クラスに参加。
そのままランチルームを使わせてもらい、子どもの年齢が近い親子たちと少しおしゃべり。
それだけでも少し気晴らしになる。
一方で、終始動き回る子どもと注意しない親にイライラしている自分にイライラした。自分のルールを押し付けようとするのは本当によくない。
そのまま午後は支援センターに移動して遊ばせるのだ、と言うとママたちから「そんなに動くの!?」という反応。
私は週2くらいのペースで娘を一時保育に預けているのに、こんなにすぐ疲れてしまうなんて情けない、と思っていたけれど、疲れても仕方がないくらい動いていたんだな……。
午後は宣言通り支援センターに移動。
その最中、通りすがりのフコク生命営業マン(男女ペア)に声をかけられ、ひたすらに「赤ちゃん&キッズクラブ」なる無料サービスの案内をされた。
フコク生命に加入しなくてもよく、登録すればさまざまな特典があり、イベントにも参加でき、入会特典でキティちゃんかぐでたまのぬいぐるみがもらえるという。
一見すればよいサービスなのだけれど、この世にタダより高いものなどない。
個人情報を渡したら最後、定期的に電話なりメールなりDMなりで保険の営業をかけられるのだろう。
私はかたい意志をもって保険勧誘を断る自信はあるけれど、そもそも、その応対をする時間が惜しい。面倒くさい。DMだって、処分前に個人情報部分を塗りつぶすのが手間だ。
もろもろ考えると、ちょろっとのお得のために個人情報を明け渡すわけにはいかない。
サービスの説明を(めちゃくちゃに寒いなか、子どもを連れて足止め食らって)ひとしきり聴き終えると、「では名前と住所を……」という流れに。
支援センターでイベントがあるので急いでいる(もちろんそんな予定はない)と伝え、紙だけもらって去ろうとしたところ、「LINEだけ交換させてください!」とのこと。強い。
断る理由をうまく見つけられず、交換してしまう。ブロックしたけれど。
いまどきこんな勧誘スタイルを貫いていることに驚愕しながら、支援センターに向かった。
非効率にも程があるし、あれだけ統一教会等々のニュースが報道されたいま、「ナンパスタイル」とは! どんなノルマを課されているのだろう。
道端で微笑み、声をかけられるまではアクションを起こさない宗教勧誘者たちのほうが品がいいくらいだ。
支援センターでもひとしきり遊び、帰宅。私はボロボロ。もう若くない。
1月27日(土)カード業界の洗礼
夫の体調が悪く、鼻詰まりのせいでいびきがとんでもない。
耳栓など簡単に突き抜けてくるため、ノイキャンイヤホンをつけて就寝。
なんだかんだで疲れる。
娘を預け、長らく処分しようと思って動けずにいた遊戯王カードを売りに出かける。
カード事情には明るくない。遊戯王という漫画が好きだっただけで、カードはまったくわからない。
それでも単行本を買うなりイベントに行くなりしているとカードが溜まっていく。
それでメルカリで売ろうとして、手元にあるカードの番号をググってみたら2,3万円くらいしたのである。1枚で。
ガチンココレクターに購入され、素人の私には想像もつかないところでクレームをつけられたら怖い。
というわけで秋葉原のカードショップに売りに行くことにした次第。
改めてカードショップを意識して歩くと、美容院と整骨院と歯科の多さなんて比じゃないほどある。犬も歩けばカードショップに当たる。
ろくな下調べもしていなかったのでイエローサブマリンと、ラジオ会館内にある数件を回ることに。
しかしコナミフレンドリーショップ?なので特典カードは買い取れませんと断られたり、「店の表に出ている買取リストにあるカードでないと買い取れません」と断られたり、そもそも「買取停止中」だったりと、門外漢の私はカード業界の洗礼を受けて心折れた。難しすぎる。
夜からまた娘が鼻水とくしゃみ、咳を始める。
前回の風邪は2週間前。
一時保育とはいえ保育園に通わせている以上は仕方がないかなあ。
1月28日(日)腰痛で動けない
今週ベビーカー移動が多かったせいか、腰痛がひどい。それに伴い頭痛も。
着替えもおっくうだったけれど、コンパクトな自宅だけで1日過ごすのはなかなか難しく、朝10時ごろに家族3人で少し外出した。
化粧も整髪もしなかった。だれも私のことなんて見ていやしないだろう。マスクもするし。
近所の図書館にあるプレイルームで小一時間ほど遊ばせ、買い出しをして帰宅。
だらだらしていたら1日が終わった。幼稚園の情報などをスマホでずっと見ていた。いろんなことがあっという間だ。