母になっても言いたいことやまやまです

ブログ「言いたいことやまやまです」著者のやままが母になってからの日常を綴ります

2023年7月第2週/1歳5か月

7月10日(月)断られてもがっかりしない(ようになりたい)

朝から暑すぎる。東京は37℃。子どもの体温より高い。

便秘がちな娘はいっちょまえにマグネシウムを服用しているのだが、うっかりして切らしてしまったので、小児科に処方してもらわねばならない。

少量でも毎日服用することで、便が固くなるのを防ぐと教えられている。

 

しかし恐ろしや月曜の小児科、インターネット受付が9時からであるというのに、秒で受付満席。

ダメもとで電話にて薬の処方だけお願いしたらOKが出た。

なんでも言ってみるものである。

 

大事なのは「断られたときにがっかりしない、怒らない、罪悪感を持たないこと」だと思う。

私にとっては大変難しいことで、それゆえに、言わずに我慢して不満をためてしまうことが多い。

 

逆に夫婦間コミュニケーションでは「とりあえずお願いしてみよう」と勇気を持つものの、結局は「断られてがっかりする、怒る、罪悪感を持つ」の末路をたどり、険悪になる。

 

……危ない、「我が家の喧嘩はすべて私のせい」という罪悪感を持ちかけてしまったぞ! いま! 罪悪感は持たない!

 

激アツのなか小児科で処方箋をもらい、児童館で遊ばせる。室内で思い切り身体を動かして遊べる環境はありがたい。

しかし夏休みに入れば小学生が増え、幼児はなかなか肩身が狭い。どうしたものかなあ。

 

この日の夜、娘は超快便だった。おむつを開けたら、尻の形通りの便。

安堵したものの、お腹が空いたのか夜間はたびたび泣いて起こされて授乳。

おっぱいをくわえてくれなくなる日はそう遠くないと思うと、切なさもある、が、やっぱり面倒くさいし寝たい。

夫も、娘が夜に起きるタイミングで目覚めると言う。目覚めるのと身体を起こして乳を出して待機するのでは負担が違う。

どうかたくさん働き、ますます稼いでいただきたい。

 

7月11日(火)歯を白くして、アルバイトは見送る

子どもを預かってもらえたので歯医者へ。

歯の黄ばみが気になっていたので、思い切ってオフィスホワイトニング(歯医者でライトを当てて白くするやつ)をお願いした。夫許可済。

 

私は出っ歯で、歯をむき出しにしがちなのだが、若いお母さんたちと比べるとずいぶん黄色く見えてショックを受けたからだ。これが加齢。

タバコは一度も吸ったことがないのに、ヤニ感がある。たぶん長年のコーヒーライフのせい。

 

施術中にしみるという話もきいていたがそんなことはなく、東幹久のようになることもなく(アパガードってまだあるのかな)、本人にしかわからない程度の変化で白くなった。満足。

 

ホワイトニング後は醤油やカレーのような「黒っぽい」食事をするのは避けたほうがよいと噂に聞いていたため、歯医者訪問前に中華料理屋に行き、醤油味の炒めものを食べた。

しかし「食事に気をつけたほうがいいのは、機械のメーカー曰く、施術後30分くらいです」とのこと。

それより、ニラがたっぷり入ったものを歯医者に行く前に食べるという「己の気遣い力のなさ」に、時間差でがっかりした。

 

そして先週「アルバイトをしようか」と考えていた喫茶店に断りの電話を入れる。とても素敵なお店なので無念だった。

しかし夫とも話し、なにより「私がいちばん平安でいられる道は?」と自問した結果である。

たとえ週に1日、たった4時間のことであっても、「決まった時間に、子どもの預け先を調整して出勤する」というタスクは強烈な重荷になると想像した。

子どもが元気なら小さなタスクであるが、少し咳をした、鼻水を垂らした、という「風邪の気配」だけで、こいつはゴジラ(這いずり回る形態のやつ)くらいのタスクになる。

いまの私には耐えられそうになかった。

働いているお母さんたちがいかにすごいのか、再び実感する。

彼女たちも自宅保育組(私)を「すごい」と言ってくれることがある。

こんなふうに、母同士は互いを褒め称えあえばいいのに、なぜ攻撃する人がいるのだろう。不毛だ。バカだなあと思う(←ツッコミチャンス)。

 

歯医者ののち、娘と再会。

少し離れるだけで本当にかわいく思える。

再会の瞬間は必ず郷ひろみの「よろしく哀愁」が心に流れてしまう(♪会〜え〜な〜い〜時間が〜、愛育てるのさ〜)。

 

あいかわらず夜は娘の歯磨きに苦戦。

私はこんなにも歯医者が好きなのに、なぜ気持ちが伝わらないのだろう!

 

7月12日(水)サイゼリヤ、だーいすき

某大学の親子向け公開講座に行く。

5月から通っていたが、「子どもを観察する」とはどういうことかを体感する機会となった。今日で最終回。

 

講座は11時ごろ終わる。すぐに昼寝してくれるほど都合のいい存在ではないので、近隣の、自治体が開設している子育てひろばへ。

他区在住の親子も快く受け入れてくれるのでありがたい。

保護者が15分ひとりきりになれる「休憩ボックス」(本当に、懐かしの電話ボックスサイズ)の用意があった。

ボックス内には砂時計が置かれていて、休憩中は保育士さんが子どもと遊んでいてくれる。

なんと気の利いたサービスなのだろうと感激。子どもがいると込み入ったメールを打つ余裕もないのだから。

かたや私が在住しているエリアの子育てひろばときたら、外国人のお母さんとお話しするためにGoogle翻訳を使う程度で「スマホの利用はちょっと…」と声かけてくるんだもんな。

 

ひとしきり遊ばせて、猛暑のなか移動。子どもは昼寝。

商業施設内のサイゼリヤで昼食をとる。

売り切れ続出と聞いていた羊串があったのでついに食べることができた。めちゃくちゃうまい。付属の粉がまたうまい。白米にかけて食べたい。

そうこうしているうちに娘が起きたので、青豆の温サラダの魅力を伝える。伝わった。指先で上手につまみながら食べてくれた。

1歳半近くともなると、大人のとりわけができるのはありがたい。

顔をしかめる親もいるのだろうが、うちの子はうちの子であり、あんたの子ではない。

ファミリー向け施設なのでスタッフのみなさんや設備が子どもにやさしく、とてもありがたかった。久々においしい昼ごはんだった。

その後、施設内の有料プレイパークで遊ばせる。

帰宅してすぐ、夕方の怒涛のコース。

子どもの夕飯、風呂、歯磨き、寝かしつけ。

娘、これまではできていた「私が髪と身体を洗っている間の脱衣所待機」ができなくなり、泣き叫ばれる。戸惑いと疲労で苛立つ。

自分のこと(この日記を書くなど)をしたいが心身に余裕なく、倒れるように寝た。いたわられたい。

 

7月13日(木)子連れ外食のレベルを上げたい

朝は児童館の幼児クラスに参加。

来週からは小学校も夏休みとなるため、幼児タイムはお休み。これから何をして過ごせばいいんだ。

 

1時間思い切り遊ばせたのち、移動しつつベビーカーで昼寝をさせ、その間に私は昼食を取り、目覚めたら子どもにも食べさせ、午後から遊ばせる子ども家庭支援センターに移動。

……の予定だったが、ベビーカーで入れて、なおかつ子どもに分け与えられるものをオーダーできる飲食店がガストしかない。

ガストは値段の割に、うーん……という感想を持っており、入るのは避けたかった。

Googleマップで検索し、お子様ランチを提供しているハンバーグ店を発見。まだお子様ランチは食べられずとも、そうしたメニューの用意があるということは、子連れで入っても嫌な顔はされにくいだろう。ベビーカーだけが課題。

ドアを開け、ベビーカーについて尋ねると快諾してくれてひと安心。

娘も昼寝中、やった、おいしいものが食べられる!

 

しかし席について愕然とする。コロナの影響なのかなんなのか、メニュー構成がGoogleマップのクチコミとだいぶ違う。お子様ランチなどないし、全体的に鉄板ごと提供されるメニューになっている。子ども、超危険。

 

ここでやっぱりいいですと言って退店できないのが私のかわいいところである。

メニューをくまなくチェックし、数少ない「鉄板なし」料理を探って当てることにした。

候補は「しょうが焼き」と「とんかつ」。全然揚げ物気分ではなかったが、鉄板リスク回避のためにやむなし、とんかつを選択。

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結果、鉄板だった。

 

ポテトチップと炒めパスタ、そしてライス。ライスしか子どもに与えられない……というかスーパー炭水化物。

残すのは嫌なので、娘が寝ている間にタイムアタック食い。優雅な昼食を取るはずが大ミスだ。

白米の炊き加減が絶妙で、どんなおかずでもご馳走に変えられそうだった。娘にわけてやりたい。されど鉄板やらグラスやら危険な物が多すぎるので潔く断念。

食べ終えたところで起床。

児童館のランチルームで娘は食事となった。こうしたスペースが開放されるようになり、本当に助かっている。

 

7月14日(金)ちいかわ

朝は幼児教室。

娘が「ちいかわ」好きだと話すと、同じクラスのお母さんから「ミスドでコラボしてますよね!」との情報。まじか、知らなかった。

そのまま小児科に駆け込んで痒み止めの軟膏をもらう。

待ち時間にミスドのサイトを見ると、コラボしているのは「すみっコぐらし」だった。

AKB48などが一気に売れてきた時期、「最近の女の子はみんなおんなじ顔しているから……」とボヤいていた大人を思い出す。なにひとつ同じじゃないからな。

 

娘が少し疲れているように感じられたので、昼寝を長めにとらせて午後は自宅保育。

私の身体も限界がきている。

昼寝しているあいだに自分も寝ると良いというアドバイスをよく見かけるが、寝ている間こそ、子どもが死角に入るとできない家事のチャンスである。

こうして疲労回復させずに「自分が犠牲になればいい」という行動に出るから、心身が蝕まれていくのだろう。でもそれ以外のやりかたがわからない。

 

7月15日(土)「ずるい」の気持ちと決別したい

夫が整体に行っている間は子どもと家庭支援センターへ。

夫は大変な激務で、土曜の午前中だけは気持ちよく整体に行き、ひとりメシを食べて、少しでも英気を養ってほしい。

そう思っているのに、いざ当日になると「私だって平日毎日、身体を酷使して子どもと一緒に過ごしたのに、休ませてもらえないなんて」という攻撃的な気持ちになってしまう。つらい。誰も幸せになれない。

この日は見かねた夫が整体に行く前の1時間を私の自由時間にしてくれた。ドトールで朝からモンブランを食べた。

こんなにしあわせなのに、もっと、もっと、と求めてしまう自分が浅ましく、幼く、恥ずかしい。

午後から実家に帰省。

夕飯の介助とお風呂(脱衣所で待ってもらえなくなったいま、私にとって最難関パート)を両親に手伝ってもらい、ひといきつけた。

このひとときを励みに、午前中の数時間くらい気持ちよく送り出せればよかったのに。でもいざそのときになると、悔しくて妬ましくてたまらなくなる。

なんでこんなクソ人間がこの世に生誕してしまったんだろう。

夫が気の毒だ。子どもが可哀想な目にあってはいけないので、もっと本腰をいれて自制していかなくてはならない。

書くだけなら簡単だよな。いっこうに実践しない自分、腹立たしい。

 

7月16日(日)足るを知れ

実家の近くにある子育てひろば(日曜もやっている!)に子どもを連れて行く。

実家に帰ったからといって、育児を休めるわけではない。

本当は勇気を出して「休ませて」と言えばよいのかもしれないが、勇気が出ない。

と言いつつ、ちょこちょこ「友人とごはんを食べてくるのでその間ヨロシク」と託しているので、それで十分なのだろう。

私は本当に、子育ての覚悟が足りていない。子どもがいなかったころと同じ生活を求めすぎている気がする。諦めが足りない。

とてもしあわせなのに、生きていくことの辛さを感じる。贅沢で傲慢だ。自分の脳みそを捨ててしまいたい。