母になっても言いたいことやまやまです

ブログ「言いたいことやまやまです」著者のやままが母になってからの日常を綴ります

2023年10月第2週/1歳8か月

 

今週の日記の大半は10月14日(土)夜に書いている。

怒涛の1週間だった。

 

10月9日(月・祝)断乳、峠を超える

昼はママボランティアとして協力させてもらっている業務の打ち合わせ。

もっとちゃんと業務に励まねばと思うものの、子どもの世話、通院、家事、なんてことをしていると、全然手を動かせない。

 

主婦をしていると、ワーママさんから「ずっと子どもと一緒にいるのは大変だ、偉い。私は働いて気分転換してるから」と励ましの声をいただくことがある。

いやいや、私はお給金ぶんの責任を果たすことに自信がなくて、逃げているだけだ。

でも子どもはいつか巣立っていくものなのだから、私は私の人生を生きなければならない。

 

それでなにか足がかりを作りたくて、ボランティアでお仕事の手伝いをさせていただくことになった。

ボランティアなら気軽にチャレンジできるだろうと思ったものの、単純に「ちゃんとやらなければならないのに、なかなか時間が作れない! 睡眠時間を削るべきか!?」などと思うに至るだけだったな、というのが現時点での感想である。

 

その後は助産院に行き、断乳3日目の破裂しそうな胸をケアしてもらう。

自分で触ると痛くてたまらないのに、助産師さんが押しても全然痛くない不思議。桶谷式すごい。

しかし桶谷式の断乳リーフを見ると、「最後はおっぱいにキャラクターの顔等を描いて、おっぱいがなくなってしまったことを子どもに伝えよう」といったことが書かれており、それはやはりどうしても抵抗感が。

 

肝心の娘は泣き叫ぶようなこともなく、少々「ぱい」と言いながら泣いてぐずる程度で済んでいる。10~20分程度のことだ。

夜中にも「ぱい」と泣いて起きるが、しばし涙に付き合うとまた眠る。

 

夕方にYouTubeを観せていたら、たまたま自動再生の流れで再生されたのが親子でお風呂に入る話。

それを観た途端に「ぱい、ぱい(涙)」となってしまう様子は切なかった。

 

10月10日(火)0キロカロリー理論

幼児教室の日。記憶がない。

 

断乳してからというもの、娘は人が変わったようによく食べる。

私自身のちょっとやそっとの暴食は、ガチの「0キロカロリー理論」で片付いていたということでは?

やっとお酒を思う存分飲んでよい身になったのに、摂取カロリーを気にする日々に逆戻りか。

断乳前にアホみたいな食べ放題に行きたかった。

 

はてなブログの「日記祭」という企画で、日記ブログのアンソロジー本をつくるらしい。

そのエントリーが12日までだったので、慌ててなんとか、応募用の日記を書いた。

 

▼こちらです!

yamamamama.hatenablog.jp

 

10月11日(水)女だけ痛いことばっかりだ

一時保育の日。

この日のうちに入院の準備をしたい。

 

いつものように9時~17時で娘を預けるのはなんだか良心が痛んだ。

ただでさえ娘の命綱のひとつである「ぱい」を一方的に奪っているのだ。

そのうえ、土曜から4日間離れ離れ。

彼女にとって私は第1召使いであるから、突然消えたら「私の身の回りのことはどうすればいいの!?どうしよう!不安!パニック!」の心境にもなろう。

 

罪滅ぼし気分で少し公園遊びに付き合って、11時ごろから保育園に預けることにした。

2時間いっしょにいたからどうということでもないし、こちらは疲れるだけなのだけれど、私が「罪滅ぼし気分」を味わうことに意味があったのだと信じている。

 

預けてすぐに荷造り開始。

足りなそうなものを買い出しして、夕飯準備など家事をしたらもうお迎え時間。

仕事に全然手が回らない。家事との優先順位を見誤った。自分が嫌になる。

 

 

10月12日(木)初デートを思い出す

 

「ぱい」を求めて早起きしてしまった娘とともに起床し、朝ごはん対応からの家事。

ツイートの通り、「座ったら/休んだら負け」という恐怖があり、動き続けてしまう。

 

児童館につれていく時間にはバテバテ。

「疲れた」「動きたくない」「休みたい」と独り言ばかり言ってしまった。

 

行くのはしんどいけれど、いざ児童館に着いてしまえば、自宅等で2人きりで過ごすよりは気が紛れる。2人きりだったら、イライラして怒鳴り散らしていたかもしれない。

たまにお会いするお母さんに声をかけられ、保育園が決まったとのことだった。

詳しくは聞いていないが、急にフルタイムで働くことになってしまったのかな。

我が家とだいたい同じくらいの年齢なので、1歳6~8か月くらいか。

この時期の途中入園のハードルは高かったらしく、ご自宅からずいぶん遠い(しかも山道)保育園に決まってしまったのだとか。

本当にみんな、がんばっている。

 

午後は私が通院なのだが預け先がなく、母に来てもらうことにした。

私自身は病院で病名と手術内容の説明を受け、PCR検査も受け、入院に向けていろいろと手続きを行った。

 

「ヌック管水腫」はとにかく珍しいものらしい。

なぜその運をお年玉付き年賀はがきに振り分けられなかったのか(宝くじは買わない派)。

鼠径ヘルニア(=脱腸)、子宮内膜症等が併発しているケースがそれなりにあるようで、腹腔鏡手術のみだと厳しい場合は切りますとのこと。

 

全身麻酔に伴うリスクの話、全面的におっかない話題なので、なるべく右から左へ受け流す。

投資と同じである。リスクの話は心のどこかに入れておきつつも、それを理由に立ち止まるようではいつまでも投資(手術)ができない。

やると決めたらやる、それしかない。

 

前週も書いた通り、担当医が大変にタイプ(細い、早口、声高い)であることは不幸中の幸いだ。

しかし患部が鼠径部である以上、どうしたって彼には毎回私の陰毛を見せることになってしまう。かといって剃るのもどうなのか。

「意中の異性と初めての終日デート、その前々々日の乙女」のような悩みを抱くことになってしまったのは不幸中の幸い中の不幸かもしれない。

 

10月13日(金)ブルース・ウィリス理論

午前中はベビーサイン教室へ。

10月の習い事はなにかとハロウィンである。よかったら仮装をしてきてくださいとのこと。

昔から本当にこのハロウィンという文化に馴染めない。日本、死者、埋めないしな……。

仮装は面倒くさいので、意図を汲んでゴーストバスターズのロゴが描かれたTシャツ(我が家のお気に入り)を着せていった。

 

仮装系は、がんばっているお子さん(というかお母さん)に「かわいい~!」と声をかけなければならないような、私の思い込みだとは思うのだけれど、えも言われぬプレッシャーがある。

スタジオアリス等の写真を、先方からドヤドヤと(こちらが頼んでもいないのに)見せられるときもこの気分になる。かわいいと言わないといけないんだろうなと……。

いいか、子どもなんてのは、半袖かノースリーブの下着姿でいるのがいちばんかわいいんだ(ブルース・ウィリス理論)。

 

午後は夫が仕事を調整してくれたので、入院前日の最終準備。

各種書類への記入、自宅の食料在庫の共有、保育園への送迎および荷物準備方法の共有ほか。

スケジュール調整といい、こんなにがんばっているのに、どうにも「周囲に借りをつくっている」感覚が拭えない。

退院したら罪滅ぼしをしなければならないという気分になる。すごく損な気分だ。

 

10月14日(土)食事と同じくらいネットワーク環境は大事

「入院直前にもケアしましょう!」と言ってくれたので、朝8時から助産院へ。

土曜日にも関わらずこうしてイレギュラー対応をしてくれて本当にありがたい。

 

この助産師さんには出産中の入院のあいだから連絡を取り始めて、退院直後に乳房ケアを依頼した。

そのときは右も左もわからない我々に、丁寧な沐浴指導なども行ってくれたのだ。

私が育児でどうにも悩んでいるときにも、駆け込み寺になってくれた。

彼女のおかげで、最初から最後までおっぱいで悩むことなく過ごすことができた。足を向けて寝られない恩人である。

こういう出会いに恵まれるのは、出産してよかったことのひとつだなと思う。

おかげさまで私の母乳は終幕。入院中に痛むこともなさそう。

 

その後は慌てて娘の保育園準備。

こういう日に限って、2回もウンチをする。便秘よりはいい。

もとはといえば4日くらい溜めるのがザラで、座薬でなんとか出していた便秘ガールである。

断乳を経て、固形物を食べるようになった途端にこれか。すごいな。

 

最近、寝かしつけのタイミングで「私は土曜日から入院だからね、4日間会えないからね」と話すようにしていたが、最後にもう一度説明。

なんとなくこの話になると目をそらされるのだが、いちおう黙って聞いてくれているようである。

 

夫に娘の保育園をまかせ、私はいざ病院へ。

4人部屋でヒヤヒヤしていたが、同室の方々は(カーテンで見えないものの)ごく一般的な大人であり、快適そうだった。

しかし安心したのもつかの間、使えると書かれているWi-Fiが繋がらない。

共有スペースに移動するなど工夫してみてもだめ。

 

共有スペースの壁を見てみれば、「患者さんからの声」掲示板のようなものがあり、入院中の看護師さんたちの対応への感謝の言葉などとともに、「Wi-Fiが繋がりません」の声が。

病院側の返答欄を見ると「繋がりにくい状況です。すみません。改善がんばります」という、あきらかにがんばろうとしていないコメントが残されていた。

絶望しつつ看護師さんにも相談すると、「そうなんです、繋がりにくくて。すみません」。

 

同じWi-Fi難民の患者さんたちに遭遇し、困ったねと話すも、どうしようもない。

私は格安SIMの契約なので、テザリングでできることには限界がある。動画など絶対に観られない。

 

すっかりやることがなくなってしまった。

そのうえテレビを見るには1日550円もかかる。なんだかくやしい。

念のために持ってきておいた本は、モンテッソーリ教育の本だ。読む気がせん。

 

さらにシャワーは1日おきしか使えないそうで、土曜日はNGの日だった。

真夏でなくてよかったが、ヘアワックスなど使ってきてしまった。気持ちが悪い……こんなことなら無水シャンプーを持ってくればよかった。

 

ダメ押しは病院食である。

出産時と産後ケアでそれぞれ別のタイプの病院に入院しているが、どちらも食事がおいしく、私の病院食イメージはかなりよいものになっていた。

しかしそれはあくまで「子育てという苦行に挑むと決めた女たちへの激励」だっただけなのだと理解した。

あまりにも粗末で量の少ない内容に愕然としたからだ。

 

これで1食460円。こんなもんいらないから入院費を安くしてほしい。

配膳された食事を見るだけで気が滅入る。死が近いような気持ちになる。なんだこのディストピア飯は。

私はたかだか4日で退院だからいい。しかし同室の方は1か月入院だと言っていた。もっと長い方はたくさんいるだろう。それで毎食これではかなわない。

 

病院食こそ華やかであるべきではないか? と思う。

でも提供する側はそんなことしたらコスパ悪くて儲からないか。

提供する側もされる側もうれしくなるようなビジネスにならんもんかね。

食器をきれいなものにするだけでも印象変わると思うのだが。

 

念のため中の念のために、私が愛する春日井製菓の「いかピーナ」を買っておいてよかった。これがなければきょうを乗り越えられない。

 

1年8か月ぶりにひとりで眠れる夜だ! 好きなことするぞ! と思っていたのに、ワクワクは無に帰してしまった。

ただひたすらに、スケジュール調整と情報共有に奔走しただけ。それで退院後は「入院中は迷惑かけたね」と謝らなきゃならない(←これは思い込み)なんて不公平すぎる。もっと優しくされたい、優遇されたい。

 

よいことといえば、手術のリスクの話を受ける際などなど、入院してからなにかと「お若いから」と言われることくらいか。

38歳で若いと言ってくれるだなんて、病院か政界か漫才協会くらいのもんだろう。

 

10月15日(日)povoありがとう!14時申請→翌9時台開通

いろいろ興奮していたせいか、あまり寝られなかった。

もともと契約している格安SIMは月の上限いっぱいまで使ってしまい、慌てて1GB(550円)を買い足した。しかしテザリングするには心もとない。

 

昨日のうちに友人からKDDIの格安プランである「povo」を勧められていた私は、並行して新規契約をしていたのである。

基本利用料は発生せず、「1DAYデータ無制限プラン」なるものが330円で購入できるという。わずかな入院生活にこんなにも最適なものがあったとは……。

というかpovoについての理解は「広瀬アリスはフード関係の服を着てもかわいいな」でしかなかった。CMで新しい仕組みを伝えるって限界あるよなあ。

 

しかし令和の世はすごい。必要にせまられて初めて「eSIM」の偉大さを知った。

私のiPhone13にはOCNのSIMカードが刺さっているのに! それとは別に! 内蔵されているeSIMを使うという手段があるとは!!!

土曜14時ごろに新規申請し、本人確認完了の連絡が届いたのが同日20時半ごろ。

そこからなかなかeSIM有効化の手続きができず悶々としていたが、翌朝9時半には無事開通、すぐさま1DAYのデータフリープランを購入した。

ちなみにeSIM有効化にはWi-Fi環境が必要で、日中にWi-Fi難民として少しでも繋がる位置を探し求めていた経験が役に立った。

あとはもう、テザリングでPCもスイスイ。ZOOMやバーチャルオフィスツールは厳しいか。

いずれにせよインターネットがあるってすばらしい、というかないと心が死ぬ、と思った体験であった。

 

おかげでAmazonプライムデーも満足いく買い物ができた。

持論だが、セール会場を訪れたら負け。ああいうところは見ない。

淡々と、買わねばならないものリストに沿って検索していき、その中にセール対象があったらラッキーと思って買う。

10,000円以上買えば10%ポイント還元の対象になるので、それをもってよしとする。

 

午後はやっとシャワーを使わせてもらえたので満喫。

春日井製菓のグリーン豆を貪るように食い、コーヒーを飲んで一服し、ずっと書きかけになっていたブログ記事(母たちのウェルビーイングのために「オンラインの子育て広場」がほしい!)を書き、夕方から下剤。

 

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モビプレップ「じゃないほう」下剤。

スポドリ味で飲みやすいと聞いていたが、ひとくち飲むたびに水で流し込まないときつかった……。

20時ごろからスッキリタイム。

空腹感を抱えたまま眠……ろうとしたタイミングで「いままで陰毛のことしか気にしていなかったが、手術中はズボン履かないよな? 足の毛!!!」となって、慌ててそっと剃った。

これで万全だ。

 

povoにかなり助けられたので紹介プロモコード置いときます

新規契約時に「LNQQUGGC」を入力すると、eSIM有効化後24時間、無料でデータ使い放題になるそうです。

私も3GBぶんもらえるとのことだったので、よかったらどうぞ!

povoおともだち紹介プログラム|povo2.0