- 11月13日(月)娘、やたら「だいすき」と言うスキルを身につけた
- 11月14日(火)子どもはいつ「思いやり」を知るんだろう
- 11月15日(水)本になっている時点でダメ人間向けの内容ではない
- 11月16日(木)すべてに責められている感覚
- 11月17日(金)他の母たちと自分を比較し「私はラクな立場なんだから」と思わないようにしたい
- 11月18日(土)生理前か?心身絶不調
- 11月19日(日)娘、また風邪
11月13日(月)娘、やたら「だいすき」と言うスキルを身につけた
実家から帰宅し、隔週の英語リトミックへ。
英語で楽しんでいる様子はまったく見受けられない。親の自己満足な気がする。たかだか隔週1時間で何か変わるわけがない。
グランドピアノの音に合わせて動くのは楽しいようだけれど、どうだかねえ。
他のお子さんも元気炸裂で、ウチだけじゃないと思えて気がラクになる。
久々にシッターさんに来てもらい、たまりまくっていた家事を片付ける。
シッターサービスがあるのはありがたいけれど、2ヶ月前から予約しないとつかまらない状況。そんな千里眼、持ち合わせてない。
今日は娘がやたらと「だいすき」と媚を売ってくるので不思議な1日だったなあ。
「よしよしする(撫でる)」ということを覚えてくれたので、「かちゃ(母ちゃん)のことよしよししてー」と言っては撫でてもらい、私の自己肯定感を上げている。
ちなみに娘は「よ」がうまく発音できないので「のしのし」と言う。
(´・ω・)ノシ
11月14日(火)子どもはいつ「思いやり」を知るんだろう
小児歯科→児童館→公園で昼食→幼児教室→支援センター。
歯科はいまのところ虫歯なし。娘の前歯の着色汚れが気になっていたのだけれど、瞬時にピカピカにしてくれてびっくり。
フッ素も塗ってもらって自己満足が満たされる。
歯磨きは相変わらず嫌がられるけれど、こまめに小児歯科に通っていれば別にいいと思う。歯磨きアウトソース。
本当は耳掃除もアウトソースしたいのだけれど、耳鼻科受診時に何も言われなかったので放置してしまっている。
児童館では年頃の近い男の子といっしょに遊ばせてもらえてありがたかった。
2歳の彼は4ヶ月前に妹ができてしまい、母を奪われて嫉妬モードなのだという。
そんな彼を「のしのし(よしよし)」した上に背中をポンポンたたき、さらにはそっとハグしていた娘。私はそんなオーダーしていない。わりと感動した。
……という光景を見ていた児童館の先生が、「そういえば娘ちゃんが1歳になったとき、●●くんがおままごとのケーキをお皿に載せて持ってきてくれたことがありましたね!」と話しかけてくれた。
そうそう、そのとおりなのである。女の子ならそのくらいのことを平気でやるのかもしれないけれど、相手が男の子で、その心遣いというか頭の良さというかセンスというか、とにかく感動したのを思い出した。
いったいどこで学び、自分もやってみようと思うんだろうか。この世に生まれて1年やそこらのくせに。おばさんの感動が止まらない。
支援センターではとっても元気な女の子がおり、お母さんが参っていてどうにかしてあげたかった。どうにもできないのだけれど。
娘ももしかしたら、力があり余って、でもその処理の仕方がわからなくて、物を投げたり走り回ったりしてしまう日がくるのかもしれない。
そのときはどうしてあげたらいいんだろうなあ。
人間の成長について考えさせられた日であった。
11月15日(水)本になっている時点でダメ人間向けの内容ではない
子どもを預け、不要になった子ども衣類の交換会へ。
片道50分、遠かった……
道中に読んでいた本、最初はおもしろいと思っていたのだけれど後半に突入するにつれ「結局はデキるビジネスマンの考えていることだな」と感じて離脱する。
私は仕事が好きじゃないから、あんなにプライドを持って働けない。
ダメ人間のためのダメ人間本ってないのか? と思うけれど、本なりなんなり書ける時点でダメ人間ではないので、存在しないんだろう。
11月16日(木)すべてに責められている感覚
明け方、娘がまた号泣。
お腹がぽんぽこりんなのでまた便秘で腹痛なのだと判断。
座薬を入れたら落ち着いてしまった。
排便は見事におむつから溢れる量で、朝から手洗い洗濯のタスクが追加される。
ずっと頭のなかがキリキリしている感じで、小さなことが全部気になる。
汚い部屋、料理できておらず材料在庫も少なめの冷蔵庫、ワーママたちのSNS投稿、ほかなんでも、世の中のすべてに責め立てられている気分で、猛烈に居心地が悪くて逃げ出したくなる。
それでも今日を過ごさねばならない。
急に託児できるサービスなどこの世に存在しない。
午前中は児童館の幼児向けイベントへ。
絵の具を使って思い切りお絵描きさせてくれる回だったが、娘はなにせ5時ごろから起きているので睡魔に襲われてしまい、ろくすっぽ遊んでもらえず。汚れただけ。
とにかく私がダメダメモードなので、金切り声をあげる自己主張強め女子(3)に妙にイライラしてしまう。
彼女は常連さんなので初見ではない。もともと苦手ではあるが、今日ほどイライラはしていなかった、と思う。
金切り声をやたらあげたり、「私、かわいい」とアピールしてきたりするのは、妹ができたせいなのではないか、と推測している。そういうストーリーを妄想している。
だとすると彼女なりの生存戦略でもあるので、好きにはなれないまでも、共感はしてあげられるかな……と。
タイミングの悪いことに、0歳児にやたらちょっかいをかけるやんちゃ坊主(3)もおり、ものすごく気分が悪くなる。
さすがに先生もお母さんに対し「気をつけてほしい」と声掛けしていたものの、当のお母さんは「ええ、はあ」という感じ。その後も彼は赤ちゃんたちに触れたり走り回ったり。
児童館で過保護な親御さんにお会いしたことはない一方で、前述のような自己主張強めキッズをのんびり野放しにしている親御さんはちらほらお見かけする。
私だったら彼らを放置する勇気ないな……と思いながら過ごすことしばしば。
そのお母さんがたに罪悪感を持たせたくてたまらなくなっている自分に気づき、ゾッとする。
他所は他所だし、他人の目を気にしてカリカリしている私のような母のほうが、母としては劣等生である気もするのだ。
結論、よその親子にイライラするくらいなら児童館に行くな。私がいちばん悪い。
帰宅道中で娘が眠ったので、その間に例の洗濯対応や夕飯準備など。
そうこうしているうちに目覚め、昼食対応。
午後は近所の幼稚園が開放デーになっていたので遊びに行く。
3~5歳の子の預かり保育も実施されており、室内では彼らが遊んでいたため、我々は園庭をお借りすることにした。寒くて1時間弱で帰宅。
とはいえこれだけでは娘にとっては運動不足なので、車の通らない帰り道を選び、歩かせることに。
道中でおばあさんに「●●という寿司屋を知らないか」と声をかけられるも、わからないと返答。寿司屋は回るところしか知らない。
「GoogleMapで調べて案内するくらいならできたのに、工夫しなかった自分は悪人だ」という罪悪感にさいなまれる。
と同時に「たぶん対応したらいろいろと余計な話も聞かされる系の案件だぞ」と思ってしまう。そんな自分もまた悪人であり、罪悪感。こんな人間が母であるというのも罪悪感。罪悪感、罪悪感、罪悪感。
心身の限界を感じるも、子どもは思うようにならない。
風呂(私は風呂→寝かしつけの流れがいちばん苦手である)になかなか入ろうとしてくれない。
「じゃああと10数えたらお風呂場に行きましょう」と冷静をつとめようとするも、案の定そんなことでは遊びをやめてくれない娘。
抱きかかえて風呂場に連れて行く気力もなく、そのへんにあった衣類を壁に投げつけて「いいかげんにしろーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」と叫んだ。笑われた。余計にいらつく。
タイミングよく夫が帰宅。娘の風呂上がり対応を替わってくれた。
こういうとき、潔く好きなことをして気分転換すればいいのに、これまた罪悪感で、いっしょに風呂上がり対応や寝かしつけを手伝ってしまう。
寝かしつけしているうちに私も眠ってしまっていた。
11月17日(金)他の母たちと自分を比較し「私はラクな立場なんだから」と思わないようにしたい
娘を一時保育に託し、午前中は仕事など。あまり捗らない。
昼、雨のなか会食へ。とても素敵なお店。おいしかった。
きちんとしたお店なので、ひと皿ずつ丁寧に紹介をしてもらうのだけど、言葉があまり入ってこない。
ここ数日の心身不調のあらわれであるように思う。プレゼンテーションをきちんと聞き、理解するパワーがなくなっている。
そのくせ、「牛(ぎゅう)の旨味がギューッと入った」とおっしゃっているくだりだけは強烈にハートに直撃して、「やっぱりいま、恥ずかしくなったのかな……絶対狙って言ってないやつだよな……図らずも洒落になっちゃったときって照れるんだよな……」とずっと考えていた。
帰宅してすぐ夕飯の準備をして、洗濯物を取り込んだら保育園の迎えの時間に。早すぎる。ワーママさんたちはどう生活しているんだ。
……って、ワーママさんと自分を比較して、「私はラクな立場なんだから」って思うのもうやめたい。
私の生活は相対的に見てラクかもしれないよ、それが現実だろうよ、でも私がしんどいのもまた事実なんだよ。
そっちの事実は踏みにじっていいのか。
欲しがりません勝つまでは的な、我慢が正義、辛い立場に置かれている者こそ偉いみたいな、そういう価値観もう捨てよう。
捨てていいよ。大丈夫だよ。刺されないよ。
刺してくる人たちは本当に余裕がないのよ。そこまでの人たちのことは、私がどうこうしたところで救えないよ。
私が謝ったり罪悪感を持ったところで、1秒くらい彼らの胸がスッとするだけで、根本解決にはならないのよ。だからいいのよ。
ワーママさんや兄弟育児、病気等を抱えているお子さんの育児に励まれている方々はたしかに大変だけれど、比べるものではない。
みんなしんどい。そしてみんなに形の違う幸せの瞬間がある。
だからへりくだらなくていい。どうどうとしていい。主婦で楽でいいねって言ってくるやつとは縁切っていい。
夫に八つ当たりして、寝た。
正直なところ、今週はもう少し夫に育児を助けてほしかった。でも彼だって忙しい週だったのでそれは物理的に不可能だった。責める場所はどこにもない。
夫婦ふたりとも休める時間があればいいのに、と思う。
11月18日(土)生理前か?心身絶不調
心身が最悪。
断乳して1ヶ月はとうに過ぎている。いよいよ生理が再開しようとしているんだろうか。
とにかく身体がつらい。整骨院に電話するも、今日は満員とのこと。
今日のタスク、来週のタスク、すべてに潰されそうな感覚になる。泣きたくなってしまう。
夫は娘と一緒に出かけてくれたので、その間になんとか建て直さなければならない。
まずは心療内科の予約をとってみる。
本当はふたりが不在の間にやりたいこと(ポッドキャスト収録)があったのに、そんなことができるテンションではない。
なんとかどうにか最低限の身支度をして、喫茶店に行ってみる。
心療内科に行ったところで、どうせ漢方もらうだけだしなあ、と思う。
話を聞いてもらえる時間はごくわずか。あくまで内科でありカウンセリングルームではないので仕方ない。
そのために往復の時間をかけ、待合室でしばし待ち、薬局で薬を処方してもらうのを待ち、それぞれの受付とやりとりをして……というのを考えると、またしても「タスク山積」感にさいなまれて少し吐き気がする。
すぐに予約を取り消してもらい、帰宅し、バーチャルコワーキングスペースの「みんコワ」にログイン。
他者の存在を感じられるなかで、少し会話をしながら、できるタスクから着手した。ルンバはなんとかかけられた。
ポッドキャスト、とりたかったけどテンションが低いので延期。
でも月曜にまた一時保育が待っている。夫も出社デー。そのときにとればいい。
そうこうしているうちに朝ほどの不調はなくなり、夫と娘の帰宅を迎えられた。
そしたらびっくり、娘が厚手のロンT1枚。今日けっこう寒かったのに?
羽織物を持っていくのを忘れたらしい。
夫いわく、日中は日が出てあたたかかったよとのことだけれど、すでに娘のハナにはキラリと光るものが……。これは絶対危ないやつ。
その後夫は整体に行きたいとのことだったので、ワンオペ風呂。
土日までこれはしたくないけれど、罪悪感が勝ってしまい、「日中面倒をみてもらったのだから、整体くらい行かせてやらねばならない」という発想になってしまった。
目の前のことだけがんばった。
風邪のことはなるべく考えないようにし、日曜は安静に過ごさせると決意し、寝た。
11月19日(日)娘、また風邪
夜中、娘が咳。不機嫌そう。
これは絶対風邪だと判断。
寝ぼけた夫に「薄着させるからだ、信じられない」と怒りの言葉を吐いた。
でも本当に土曜の薄着が原因かどうかなんてわからないのだ。
だけど「娘風邪→月曜の一時保育無理→ポッドキャストどころか仕事もできない→地獄のワンオペ自宅保育」という連想ゲームが瞬時につながってしまい、それが我が身に降りかかることの憂鬱を、誰かを悪者にしないと発散できなかった。
朝起きても熱はなく、機嫌は回復。食欲ももりもり。
それでもどんどん青い鼻水が出るので絶望感しかない。
なんとか室内遊びをさせ、体力温存モードで過ごしたものの、夜ごはんのタイミングではすっかり不機嫌に。ああ、もう一時保育はだめだ。
月曜の一時保育は、前日が役所の休みであるため日曜に体調不良が発覚しても当日キャンセル扱いで費用が発生する。
せめて別の曜日に風邪をひいてほしかった……。
私の頭の中は夫を悪者にしてしまっているので、「なぜ彼のミスを私が数日間に渡って時間を犠牲にしながら尻拭いしなければならないのだ」という発想になっている。
でもこれって不毛だよな、どう憎んだところで風邪が治るわけでもなし。
怒りの気持ちだけ除くと、「自宅保育を助けてほしい」「本来あったはずの私の時間を確保したい」になる。
ちょっとした風邪程度だと娘は室内遊びでは辛抱できないので、ワンオペ育児は本当にしんどい。
出かければ自分の気晴らしにもなるけれど、それができないのでとても孤独になる。
疲れ果ててすぐに自分も眠ってしまうので、僅かな自由時間もなくなってしまう。
それで、罪悪感を持たずに、多忙な夫に「早く帰ってくるなりして、育児を手伝ってほしい」と伝えてみた。
意外にも「調整してみる」との回答。
いざ出社してみたらいろいろ声をかけられて帰れなくなるパターンもあるだろうけれど、いまは言葉を信じてみるしかない。でないとまた怒ってしまう。