母になっても言いたいことやまやまです

ブログ「言いたいことやまやまです」著者のやままが母になってからの日常を綴ります

2024年2月第4週/2歳0か月

 

2月26日(月)迷子防止紐のついたリュックを使い始める

午前中はリトミック教室。

開始時間を勘違いして30分も早く着くバスで移動してしまう。

北風がビュンビュン吹くなか、太陽光で暖をとりながら公園で遊ぶ。

 

最近の娘はとにかく自分で歩きたがるので、迷子防止紐なるものがついたリュックを背負わせている。

使用初日に娘から「ワンちゃんみた~い」と言われてしまった。

余所のババアに「犬みたい」と眉をひそめられようが、事故が起きるより100倍マシ! くらいに思って購入したのに、まさか身内から刺されるとは思わなんだ。

 

リトミック、やや通いにくい場所なので辞めようと思っていたのだが、先生に伝えるタイミングが遅すぎて今月退会は不可とのこと。

あと1ヶ月のモチベーションをいかに保てばよいやら。

 

レッスン後、かなり体を動かさせたのでスンナリ寝てくれるかと思いきや、だめ。

しぶしぶ地元のファミレスに連れて行く。

こちらとしてはまったくリフレッシュにならない。不服。

しかしパートのおばちゃんが気にかけてくれて、熱いお茶を出してくれたり、おてふき(かなり厚手のリッチなやつ)を「使わなかったら持って帰りなさいね」と持たせてくれたり、本当にこういう優しさがありがたい。

 

コンビニでも、パートのおばちゃんに「イートインで」と言うと無料のビニール袋やら

お手拭きやらを多めに持たせてくれて、本当に助かるのだ(店的にはこういうのアウトなのかもしれない、ごめん)。

こちらが欲しいものをわかってくれている。さすがパイセン。

同時に、すごく「がんばんなよ」と肩を叩かれている気持ちになる。

働き者のおばちゃん、ラブ。かっこいい。

 

昼食後、なんとか寝てくれたので1時間ドトールで休憩。写真整理に励む。

同時に「今日はお金をけっこう使っているなあ」という罪悪感にさいなまれる。

稼いでいないことのうしろめたさ、本当にどこかに捨ててきたい。

ドトールのソフトクリーム、おいしいのでフロートより単品食いが好き

 

娘が目覚めたタイミングで支援センターの広場へ。

道中でスマホを落とし、ガラスフィルムが割れる。こないだ貼り替えたのに。

その際、入館に必要なカードを落としてしまう。

残念なのは落としたことに気づかずに支援センターに向かってしまったことである。

一応は個人情報なので、必死の形相でヘンゼルとグレーテルばりに歩いた道を辿っていき、なんとか道端で発見。こんなところで運を使いたくなかった。

 

……というか、両手ふさがりがちな母ちゃんたちに入館証など持たせるな!!!自治体よ、このシステムどうにかしろ!!!(八つ当たり)

 

その後はほぼ記憶なし。帰宅、料理、食事、入浴、歯磨き、寝かしつけ、怒涛のワンオペ。

 

めずらしく出社した夫が帰宅して「明日も朝は早く出ます」とのこと。

朝だけは夫に娘対応を担当してもらっているのだが、明日は最初からワンオペだ。

 

気が重い。だって本当に腰が痛いのだもの。

なんとか金曜日に整体の予約を取ったが、金曜が遠すぎて泣きたい。

抱っこ1回1回が堪える。

 

2月27日(火)風に吹き飛ばされた娘とクマちゃんニット帽

強風。

外で遊ばせるのは厳しいと判断し、前日から「朝から支援センターに行くのだ」と心に決めていた。

しかしいざ朝を迎えてみると、娘の咳、鼻水、かきむしり、いろいろ気になってくる。

一時保育や習い事、そして小児科の休みのタイミングを考えると「今日行くしかない」。

 

気になったとき、小さなことでも気軽に病院に行けるのが私のライフスタイル(基本主婦、たまに内職ワーカー)の強みである。

Web検索でうじうじ考えるより、散歩がてら出かけてプロに「娘のための」アドバイスを乞うほうが早いし安い、というか無料(税金をありがとうございます)。

 

ベビーカーには乗らないので、手押し棒付きのスクーターで出かけることに。

それほど待たずスムーズに診察開始。

私があまりにも地元の耳鼻科の先生が好きで、そちらばかり頼っていたのだけれど「お母さん、この症状は内科です」と静かに注意を受けた。

おかげさまでいろいろ薬を処方してもらい、ひと安心。便秘の薬も出してもらえた。

 

薬局の待ち時間が長く、娘、床に寝そべったり色々。

椅子に座る、降りるの繰り返し。

そのたびに靴を履かせたり脱がせたり。私の腰が壊れる。

 

子どもが椅子に座りたがるとき、靴を履かせっぱなしでも罪悪感を持たない母になりたい。

靴くらいは気にしないとバチと社会的制裁を受ける気がしてしまう。

あとなにより、靴で汚された椅子になど、私は座りたくない。

 

やっとこさ薬をもらい、再びスクーターに乗って(これもちゃんと、薬局の外に停車させております、盗まれるだろうからロックもかけてるぜ)帰宅の途へ。

 

横断歩道を渡っている最中に超強風が吹き、なんと娘、耐えきれずスクーターから落ちる。

そのうえ、娘が愛用しているクマちゃんニット帽が風にさらわれる。

青信号は点滅中。私の腰も点滅中。

 

ひとまず娘を小脇に抱きかかえ、スクーターといっしょに横断歩道をわたり切る。腰、卍解。

ニット帽はがまんするしかないかと諦めていたところで、向こう岸から手をふるおばちゃんが。その手元にクマちゃんニット帽……!

信号が変わると駆け寄ってきてくれ、「今日は寒いから、帽子かぶってね!」と言って満面の笑みで去っていった。涙出そう。

 

なんとか帰宅して昼食をとらせる。

当初は支援センターに行く予定だったので、娘のお弁当を作っておいたのが功を奏した。

(ちなみに弁当といってもすべて、例外なくすべて、冷凍食品である)

ただし娘はラインナップがあまり気に入らなかったようで、さんざん食べ散らかし、菓子を食わせろと泣く。

私は強風のなかで体幹と腰を使い果たしていることもあり、やさしくできず。

「まずはごはんだろ!!!」等々、イライラをぶつけてしまう。

 

やっとこさ食事を終え、リビングに開放すると、娘はぬいぐるみとごっこ遊び。

タオルを布団に見立て、ぬいぐるみにかけてあげていた。

私の行動とのギャップが大きすぎて、そして健気にひとり遊びを楽しもうとする姿を見て、泣きそうになる。ひとまず抱きしめる。

こうやって抱っこさせてくれるのもあと数年、いやもしかしたら1、2年かも。

 

午後は幼児教室へ。午前中の反省を活かしてベビーカー。

娘も横転したことが記憶に残っているのか、納得して乗ってくれた。助かる。

ヘトヘトで到着すると、先生が「30分くらいゆっくりしておいで」と休憩を取らせてくれてこれまた感激。

(4月から母子分離クラスになるため、その予行演習だそう)

 

2時半には教室が終わってしまうので、このまま帰宅しても娘は体力が余っている。かといって強風すぎて公園は無理、ということで支援センターへ。

その道中でミスタードーナツを購入するも、風に煽られてまた飛んでいってしまう。

そしてまた、ナイスキャッチさんが現れる。本当に助けられてばかり。

 

16時の閉館時間まで遊ばせ、最後はサイゼリヤ。夕飯。私はグラスワインを飲む。

最後はバスに乗って帰宅。

薬を飲ませ、風呂に入れ、歯磨き、寝かしつけ。

 

今日は我ながら、おつかれさまでした。

 

2月28日(水)主婦でいられる有難さ

やっと一時保育の日。

 

娘がいない間に換気口フィルターなど貼り替える。

エアコンのフィルタ掃除も忘れずに……とかしているとすぐに時間が経つ。

娘がいなくてもプロテインバーが主食になってしまう。

 

娘を迎えに行く。

最近、帰り道は徒歩でないと嫌がる。

ところが手を繋いで歩くと私の背中と腰にダメージが。辛い。

 

夜、気合いのコンボ(夕飯、風呂その他)を決めようとしていたところで、在宅勤務中の夫が登場。今日は風呂を手伝えるとのこと。

これだけでどれほど救われるか……。

 

さすがにもう諦めているので何も思わないけれど、「在宅勤務なのに風呂も手伝ってもらえないってなんなんだろう!」と怒っていた時期が長らくある。

いっそ出社してくれていれば潔く諦められたのかもしれないが、「家にいるのに」というのは高い壁であった。

家にいようがいまいが、仕事があれば関係ないのだけれど、そういう割り切り方はできないものらしい。

 

少し救われた気分になっていたところで、「明日はまた早い時間から打ち合わせになった」とのこと。

……明日も元気にワンオペがんばろう。これが私の仕事なのだから。

 

辛い辛いと愚痴ばかりの日々だが、会社勤めより5000倍マシだ。

「プロとしての責任云々!」……これを言われながら働く日々なんてもう懲り懲り。

昨日の強風のせいで腰だけでなく背中もボロボロだけれど、プレゼン前の徹夜で会社の机で夜を明かした後の腰痛に比べれば、受け入れられる。

会社勤めなんてもう本当にしたくない。

 

2月29日(木)幼稚園探しの旅が始まった

気になっている幼稚園の未就園児向けイベントに参加。

園バスのルートが我が家の方面にかすりもしないことが判明し、早々に候補から除外することに。

幼稚園探しの旅は始まったばかりである……孤独な戦い。

夫に納得してもらうことは必要だが、よほどのことがないかぎり自分の希望するところに通わせられるのだから、ストレス少ないな。

 

幼稚園の近くにサイゼリヤがあったので、また立ち寄る。今週2回目。

サイゼリヤにはご恩しかない。推し活として株を買いたい。

 

移動中に娘に昼寝をさせ、午後は上野の科学博物館に行く。

常設展はわずか610円である。

平日午後とあって空いており、動物の剥製コーナーはちょっとした動物園でもあり(みんなこの世にいないのがさみしいところ)、個人的にはかなり満喫できた。

飲食時は指定のスペースに行かねばならないのがネックだが、持ち込み品を飲み食いできるフリースペースもあり、コーヒーは350円とそれほど高くなく、オムツ替えも問題なくできる。ベビーカー置き場もロッカーもある。

室温はちょうどよく、外の眺めも楽しめ、もう本当に最高。「ボー寝るんド」より遥かに好き。

修学旅行中の女子中学生たちが「わあ、かわいい」と娘に手を振ってくれ、おばさんは「あんたたちもかわいすぎるよ……」と思った。

私の中学生時代は見た目も中身もかわいくなかった。

ただひたすらにラーメンズとお笑いのことしか考えていなかった。

 

私の体力はとうに尽きている。

心身に余裕がなくなると子どもをかわいがる気持ちが薄れるものである(私だけ?)。

でも寝かしつけ終えたいま、今日のことを思い出しながらしみじみと、幸せな日だったと感じる。

手を繋いで、ときに抱きかかえて。贅沢な時間だよなあ。

 

幼稚園入園まであと1年。

もっと体力をつけて、娘とめいっぱい一緒に生きてみたい。

 

3月1日(金)セカチュー

念願の念願の念願の整体の日。

かなり気合いを入れて施術してもらい、背中の痛みはだいぶ軽減。

それでも腰痛はしぶとく、まだまだ体調がいまいち。咳もまたぶり返してきた。

 

家族の「洗濯やっとくよ」「洗い物やっとくよ」というお気持ちはとてもありがたいのだけれど、マシンに突っ込むだけなら私もたやすくできる。

その後処理(干す、たたむ、拭く、しまう等)までやってこそ「やっとく」なのだということを、世界の中心で叫ぶ。

 

3月2日(土)忙しいと、自分も他人も労れなくなる

午前中は娘(および夫の)英語レッスン。

夫は土日も仕事をしないと間に合わないとのことで、午後にチケットをとっていたキッズコンサートは母に来てもらうことにした。

 

英語教室終了後、夫は整体に行き、私は母と合流。

娘に昼食をとらせて昼寝させながら移動し、コンサートへ。

 

コンサートは終始「泣いてもいいです、動いちゃってもいいです」ということを繰り返し伝えてくれ、ずいぶんリラックスして臨めた。ありがたかった。

これまで何度か子ども向けコンサートに足を運んでいるけれど、たいてい居づらくなってロビーで時間を潰すことになっていたのだ。

 

隣の席は、おひとりで2人のお子さんと一緒に来場しているお母さんだった。斜前もそうだった。

会場をぐるりと見渡すと、(私の「夫に時間をあげている」という自意識のせいとも思うが)男性より女性の方が多い。

土曜日なんだから、隣の方だって斜め前の方だって、「むしろお父さんが子ども2人を連れてきた」の図式が成り立っていいはずなのに!

各家庭に事情があるのでなんとも言えない。

我が家だって、「土日に休めないとなると働く夫の自由時間はどこにある? というか土日も仕事なんでしょ?」という事情があるので、私が連れてきて当然といえば当然か……。

 

帰りは娘がおおいにイヤイヤ期を発揮(=道端で寝転んで泣く)。

母は「あなた(=私)はこんなふうにすることはなかった」と驚愕していた。

料理などする気になれず、出来合いのものを買って帰宅。

 

夫は先に家に帰って仕事をしていたわけだが、自分のお茶を淹れた形跡はあれど、家事は何一つとして進展していなかった。

私が家を出た時のままである。

ルンバを稼働させるにあたりズラした椅子ですら、そのままになっていた。そのくらい戻してくれてもいいじゃないか。

 

箱根駅伝で東洋大が掲げていた「その1秒を削り出せ」……これを子育て家庭のスローガンとして、いまこそ唱えたい。

家族はチームなのだ、タスキを常に渡し合うチームなのだ!

監督に後ろから怒鳴られずとも、自らを律してその1秒を削り出すために工夫して動かねばならぬ! なさねば生まれぬその1秒!

家事、育児というコマを少しでも前進させるのだ。

「わざわざ」の家事や育児をする必要などない。

「ちょっとついでにやっておく」の積み重ねでも十分にその1秒が生まれていく!

 

……ということを意識してもらえたら嬉しいのだけれど、男脳、女脳的なものはあるのだろう。個性もある。そっとこの場で想いを吐露するに留めたい。

諦めて自分でやるのがいちばん早い。

チーム員に期待せず、自分がゴボウ抜きすれば1秒、いや10秒くらい削り出せる。

 

それはそうと、打ち合わせの休憩時間に部屋から出てきた夫に対し、「お風呂以降はやってほしい」と依頼してみると「こっちだって仕事だったんだよ……」と疲労困憊の様子。

お願いしたことが馬鹿らしくなり、家まで来てくれた母の手を借りてこちらで完遂することにした。ゴボウ抜き。

ごはんを一緒に食べようという気持ちになれず(顔を見ると苛立ちでメシがまずくなりそう)、さっさと済ませてしまった。

 

憎むべきは夫ではない。会社なのだ。彼の言葉は嘘ではない。

お互いが忙しいと、自分の気持ち(と体力)に余裕がないから相手をいたわれない。

これはとてもつらい。

 

3月3日(日)みぞおちが超痛い

相変わらず毎晩咳き込んでは夜中に起きるのだが、今日の夜中に起きた時、「咳のたびにみぞおちが痛い」がクリティカルなものになりつつあるのを感じた。

寝直して朝目覚めてみれば、みぞおちが痛くて起き上がれない。

要は起き上がる、かがむ、といったみぞおちあたりを圧迫する動きがめちゃくちゃ痛いようなのである。

これは厳しい。前日あれだけイライラして無言でさっさと寝室に入ったものの、こればかりは夫の力を借りざるを得ない。

 

ロキソニンを飲んでなんとか過ごすも、ちょっとした動作が痛い。

咳やくしゃみをするときは覚悟を決めてかがんで胸を押さえて……鼻をかんでも胸が痛い……

 

そうはいっても「自分が満足する」家事のためには自らが動かねばならない。

「あとでやるから置いといて」の声に身を委ねられるほど心は広くない。

油がきらめくダイニングテーブル、いますぐ拭かねば気がすまない。

 

明日からまたワンオペか。できるんだろうか。